乾燥型とバイオ型 生ごみ処理機の比較

電気式生ごみ処理機には、大きく乾燥型と、バイオ型の2種類があります。
乾燥型電気生ごみ処理機は、バイオ型と同じ電気の力を利用していることに変わりませんが、しくみは全く違うものです。


カンタン!! 生ごみを入れるだけ!!

電気乾燥式とは、ヒーター等の熱源や風で生ごみに含まれる水分を電気の力で乾燥させる生ごみ処理機のことで、おおよそ1/7に減容させることができます。
電気乾燥式は生ごみを分解するのではなく、温風で生ごみ中の水分を飛ばす(乾かす)しくみです。ただ温風を当てて水分を無くしているだけですので、電気を大量に消費します。
消費電力も800W 程度もあり、ドライヤーと同じくらいの消費電力が必要なのです。
お風呂上りにドライヤーで髪の毛を乾かすのに、どれだけの熱量が必要かご想像いただけると思いますが、生ごみを乾燥させるには相当量の熱エネルギーが必要です。乾燥式では熱を作るのに電気を使っていますから、消費電力が大きくなってしまいます。
また、何より乾燥式は生ごみ自身を分解するものではありませんから、「水をかけたらまた元の生ごみに戻ってしまった」ということもあるようです。
乾燥式の残渣物は乾いた生ごみでしかありませんので、分解されるようなこともありません。
乾燥式生ごみ処理機でできた処理物を堆肥にできますが、処理物を土に混ぜ、適量の水分を与えるということで微生物が分解して堆肥になるわけですから、それなら始めから生ごみを堆肥化するバイオコンポストを使えばよく、乾燥させてまた水を与えるというのは矛盾があります。
生ごみを乾燥化させることで容量が減り、軽くなるので、そのまま燃えるごみとして処理される方も多いようです。
一方で乾燥式はコンパクトでキッチンに置け、ごみ出しが容易にでき、乾燥後にごみがかなり減量できるというメリットがあるのが特長です。

電気バイオ式生ごみ処理機の特長

乾燥式と違い、バイオ式は微生物の力で生ごみを分解して処理します。
微生物の働きで生ごみを水と炭酸ガスに分解させることで、おおよそ1/10に減容させることができます。
微生物に生ごみを分解してもらうには、微生物が活発に動けるように水分や温度、換気など多くの環境を作ってあげる必要があります。
バイオ式生ごみ処理機は、生ごみを分解するために電気は使っていません。生ごみを分解するのは微生物で、微生物が働きやすい環境を作ることに電気が使われています。したがって電気は消費しますが、比較的少ないものです。
2時間ごとに生ごみと補助材をかくはんしますので、常時通電は必要ですが、消費電力は100W から150W 程度で、一ヶ月の電気代は200円程度と乾燥式と比べれば電気代は非常に少ないものです。

投入した生ごみは微生物の力でほぼ分解されます。
乾燥式と比べると、屋外に置くものが多く、キッチンに置いてすぐにポイッというわけにはいきませんが、音は静かです。
そしてバイオ式特有の腐葉土のような臭いを多少感じることがあります。
ご使用状況によっては、補助材を入れ換えすることもありますが、少し電気の力と偉大なる微生物の力を借りることで、生ごみを分解。このため堆肥としても大変使いやすくなります。いわば電気式自動コンポストと言ってもいいでしょう。ここが電気バイオ式生ごみ処理機のもっと大きな魅力です。